ケータイ小説がウケる理由 (マイコミ新書)

ケータイ小説がウケる理由 (マイコミ新書)

ケータイ小説のリアル (中公新書ラクレ)

ケータイ小説のリアル (中公新書ラクレ)

ケータイ小説は文学か (ちくまプリマー新書)

ケータイ小説は文学か (ちくまプリマー新書)

実はケータイ小説の売上が昨年の約50%ぐらいになってしまっております。年末に「『赤い糸』映画&ドラマ化!」という花火をどどんと派手に打ち上げた後は、線香花火がボトッと落ちるがごとく、このジャンルはひょっとして消滅するのではないかという危惧をちょと抱いております。
というわけで、そろそろケータイ小説の総括をやってみてもいい頃かなと思い、最近新書で出版されたケータイ小説論を読みながら、「ケータイ小説の謎」について、答えを探っていこうと思います。

  1. 何故あんなにスカスカでド下手な文章なのに普通の小説以上に売れたのか?
  2. 何故レイプだの援交だの中絶だの、という無茶なストーリーを、女子高生たちは「リアルだ」というのか?
  3. 何故ケータイで一度読まれているはずなのに、書籍化したときに売れるのか?
  4. 何故ケータイ小説は、都心部より地方都市でよく売れたのか?
  5. 何故ケータイ小説の作者の名前は、「みゆ」とか「まお」とかそんなのばっかりなのか?
  6. 何故魔法のiらんどからヒットが連発したのか?
  7. ケータイ小説がきっかけで読書の楽しさを知り、色々な文芸作品に興味を持つ…ヒトなんて本当にいるのか?
  8. これからケータイ小説は定着するのか?それともブームで終わるのか?