すごい本屋!

すごい本屋!

日本一すごい本屋さん、イハラハートショップの物語。
以前も少し当ブログで紹介させていただいたことがあります、住人わずか100人という和歌山の美山村にある本屋さんの本です。本当に残念なことに、私はこちらのお店を訪問したことが無いのですが、なぜこのお店がすごい本屋さんなのかって、この本を読んだだけで十分伝わってきました。
何かですね、読んでるうちに目頭が熱くなり、何度も泣きそうになりました。イハラハートショップの名前の由来から始まって、開店にいたった経緯、その店に寄せる人々の想い、そして何よりも村の方々のために日々心を尽くす店長の井原さんの姿が、とても鮮烈で、心が洗われるような思いで読みました。こんなにお客様のことを考えてくれる本屋さんがどれだけあるでしょうか。ただただ、お客様の喜ぶ顔が見たいために。そんな真っ直ぐなお店のあり方が人の心を揺り動かすのです。
なぜ自分は本屋という職業についたのだろう、と久々に昔のことを自然に振り返っていました。自分の本屋さんとしての原点と、そして何が一番大切なことなのかを思い出させてくれる、そんな本です。本屋のみなさん、日々みなさんお忙しいと思いますが、そんな方にこそ、おすすめします。