天地明察

天地明察

天地明察

BOOKデータベースより]
江戸時代、前代未聞のベンチャー事業に生涯を賭けた男がいた。ミッションは「日本独自の暦」を作ること―。碁打ちにして数学者・渋川春海の二十年にわたる奮闘・挫折・喜び、そして恋!早くも読書界沸騰!俊英にして鬼才がおくる新潮流歴史ロマン。

■この本を購入した人はこんな雑誌を購入しています。「ダ・ヴィンチ」「ウルトラジャンプ「文藝春秋」「LaLa」「SFマガジン

  「天地明察」は本命にしました。売れて欲しいから。
  「天地明察」は素晴らしかったですね。一気読みでしたよ。
  作家さんが作家さんだけに、今のところ読者層はバラバラですね。歴史小説好きもいるし、SF好きもいるし、ラノベファンに、女子も。
  本屋大賞時代小説枠なんですけど、設定されている時代が渋いですね。江戸時代初期で保科正之の頃。みなもと太郎の「風雲児たち」ファンにはたまりません。
 ストーリーもキャラクターも全部好きでしたね。よかったです。これ読んでない人も多いと思うんですよ。これこそ売りたいですよ。絶対面白いのに読んでない人が多いんですよ。
  二人ともA+をつけているこの面白さには異論は無いんですが、あまりにも狭くないですか?
  まあ「暦を作る」ということ自体がマイナーな話ですからね。
  そうなんです、そこだけが心配なんです。
  いやいやいや、ここで本屋大賞になって逆に広めないと一生読んでくれない人多いですよ。
 好きな人は好き、という意味で、私の中ではモリミーみたいな感じなんですよ。「夜は短し歩けよ乙女」は、本屋大賞2位でしたけど、個人的にはそれと同じ感じなんです。よく売れてるんだけどちょっと狭い。なので、私は、これを対抗にしました。

評者 評価 予想
chakichaki A+
maruruu A+