動物のお値段は?
- 作者: 白輪剛史
- 出版社/メーカー: 角川書店(角川グループパブリッシング)
- 発売日: 2010/01/23
- メディア: 文庫
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では、ここでクイズです。この中で一番高い動物と安い動物はどれでしょうか?
- シャチ
- ゴリラ
- ゾウ
- コウテイペンギン
- キリン
- ラッコ
- ライオン
答え。これ、実は上からお値段順に並んでいるのです。ちなみにシャチは1億円。ライオンは45万円。んー、ライオン割と安いですね。ペット可物件にお住まいの方、ライオンはいかがですか?買えるけど飼うのは命がけになりそうですが。
さてこの本なのですが、動物園や水族館、あと個人用のペットなどの需要用に、動物を世界中から集めてくる動物商人の方が書かれています。これがですね、けっこう面白いんですよ。動物の相場価格をその動物ごとに説明してくれるんですが、なぜその動物がその価格になるのか、豊富な経験に裏打ちされた確かな知識とそれにまつわる著者の体験エピソードがいちいち面白く、雑学本としては久々にスマシュヒットでした。
さて表題となっている動物のお値段の話以外にも、「ワシントン条約」に指定されている動物は実は絶滅危惧種かどうかは関係ない、とか、この動物を輸出しているのはこの国とこの国だけ、とか、キリンを飛行機に乗せる時にはどうするのか?とか、そういう話も載せられています。
世界の動物取引現場の舞台裏&野生動物マメ知識。こういうのに興味のある方はぜひ読んでいただきたい。評価B+
追記
本日こんなニュースが
http://sankei.jp.msn.com/life/trend/100225/trd1002250201000-n1.htm
値段が5倍になってる!!