ここ最近読んだ本を。

今回は江戸川乱歩がテーマで長編でした。私もポプラ社版の少年探偵団シリーズ(黄金仮面のマーク)は、すっかりはまって全巻読破したものです。このビブリア4巻でも謎を解くキーとして登場する『大金塊』は、その中でも最初に読んだやつで凄く好きな作品だったので、ちょっと感慨深かったですね。ちなみに少年探偵団シリーズで最後に読んだのは確か『死の十字路』だったか『魔術師』だったか。
今作はついにラスボスのあの人が登場しました。そんなに悪い人じゃない気がするが、これからどんな風に展開していくのか楽しみ。
評価A-
月とにほんご 中国嫁日本語学校日記

月とにほんご 中国嫁日本語学校日記

日本人の知らない日本語」の中国嫁版です。中国嫁日記の番外編とも言えますか。まあ、そんな作品でした。評価B
無限の住人(30) <完> (アフタヌーンKC)

無限の住人(30) <完> (アフタヌーンKC)

ついに完結しました。ということであとがき見て驚いたのですが、連載開始したのが何と19年前…。19年前かぁ……、って!まだ学生やってたときか!いやこれは本当に長い間おつかれさまでした。巣晴らしい作品をありがとうございました。評価A
本屋の森のあかり(12)<完> (KC KISS)

本屋の森のあかり(12)<完> (KC KISS)

完結と言えば、この作品もいつの間にか完結していることに先月気付きあわてて読みました。以前アメトークでケンドーこばやしが、少女マンガというものは、必ず主人公のヒロインことを好きなやつは、最初から最後までヒロインに相手にしてもらえず、不幸に終わるという恐ろしい代物だ、と断言しておりましたが、この作品については緑が完全にそうなっていて、アンチ寺山派の私としては憤懣やるかたないです。ガラスの仮面の桜小路君も心配だな。評価B+古書店を舞台に、古書店主の年上のヒロインと甘々な関係になる草食系男子くんという作品が好きな方はどうぞ。私はちょっと求めてる方向性が違ったな。評価C+
さよならドビュッシー (宝島社文庫)

さよならドビュッシー (宝島社文庫)

映画化に合わせて読んでみました。音楽×ミステリという小説で、ミステリ部分は相当強引…、な作品でしたが、エンタテイメントに徹していて面白かったですね。映画も割りと評判いいみたいですね。評価B
シューマンの指 (講談社文庫)

シューマンの指 (講談社文庫)

同じく音楽×ミステリなんですが、ひたすらシューマンを絶賛し続ける小説でした。もう、とにかくどれだけシューマン好きなんだと。評価C+
シャイロックの子供たち (文春文庫)

シャイロックの子供たち (文春文庫)

群像モノとして出色の出来、という話を聞いたので読んでみました。池井戸潤さんは初めて読んだのですが、横山秀夫=警察小説という方程式があるとすると、それがそのまま池井戸潤=銀行小説になったような読後感でした。私には銀行は勤まらないですね。
評価B+
果つる底なき (講談社文庫)

果つる底なき (講談社文庫)

そういえば、この作品も読んだんだった。今思い出しました。