有隣堂恵比寿店
売場 ★★★★★ 商品在庫 ★★★☆
商品提案 ★★★★ 独創性 ★★★☆
システム ★★★☆ 総合評価 ★★★★
勝手に本屋ミシュランの第1回目は恵比寿のアトレにある有隣堂です。
ここは土地柄、オシャレで若い女性のお客さんがとても多く、女性誌の販売冊数でしばしば日本一になっているお店ですね。駅ビルでかつ商圏独占という最強の立地を反映して売上も月1億2千万ぐらい売っていると聞きます。併設の文房具だけで3千万円らしいですよ。すごいです。
数字的にも最強レベルなんですが、本棚の作り方やフェアの内容なども、非常に高レベルな店ですね。実は在庫タイトル数自体は大したことないのですが、メリハリのつけ方がとても上手で、いつ行っても新鮮な売場な感じがします。
入口外側は、いつもフェアをやっているのですが、昨日はなんと靴のミニチュアフェアをやってました。しかもホンモノの靴並みの値段。本を売らずにこんなフェアが出来るなんて、余裕なんですね。いいなあ。検索機も2台置いてあって、5分に一回使われていて、ちょっとタッチパネルの操作音がやかましいぐらいです。
この店はとてもいい店ですが、一番すぐれているのはレイアウトなんじゃないかと思ってます。こういう黄金比な長方形の長いほうの辺に入口が2箇所あって、その間にカウンターを配するという構造レイアウトは、人の流れと売場の重点が最大に一致していて非常に効率的な売場をつくることができるのです。理論的には最強のレイアウトですね。開発チームはこういう物件をとってきてほしいもんです。
総合評価は80点!本屋さん、かくあるべきな店です。