ナディッフ
売場 ★★★★ 商品在庫 ★★★★
商品提案 ★★★★ 独創性 ★★★★☆
システム ★ 総合評価 ★★★★
青山シリーズ第3弾は、ナディッフです。
いつだったかBRUTUSの書店特集で著名人100人(といいつつクリエイターばっかりでしたが)にBEST3の書店はどこですか?とアンケートしたら、確かナディッフが一番多かったような記憶があります。
さすがに、そういう書店だけあって、現代アートと写真集の本がバランスよく置かれた80坪ある地下空間は見ごたえ十分。アートにはあまり興味のない私ですら、1時間も長居してしまいました。店内は、これまたよくわかんないアーティストのアート音楽が流れていて、日本で無いどこかの異空間にトリップしたような錯覚を覚えます。カフェが併設されているおかげで、美味しそうな香りとたむろしているお客さんの現実的な会話が私を現実に引き戻してくれましたが、それがなければハンスベルメールのやたらに高い写真集を買ってしまうところでした。危ない危ない。
なかなかに高尚な店なので、世の中的にアートと認められているものは、村上隆と言えどちゃんとアートとして扱っているようです。カイカイキキの本がこんなにたくさんある店を見るのは初めてかも。会田誠も山口晃もちゃんと平積みです。あらためて、アートって本人がアートと言い張れば何でもOKなんだなと感心しきりです。
ナディッフでは、アートに関するグッズも扱ってます。思わず購入してしまったのは、岡本太郎の太陽の塔のレプリカ(1365円)。色が白いのと銀色のと2種類あって、銀色のはウルトラマンみたいな配色になっていましたが、白いのより100円安いのは謎です。それ以前にこんなものをどこから仕入れているのか?謎です。
それにしても、一体私はこれを買って何をしたかったのでしょうか?よく考えればそれのほうが謎です。こんなものをアート音痴の私に買わせるとは、ナディッフにかかればエスキモーに氷を売るのも楽勝なのに違いありません。
おそるべしナディッフの異空間魔力。私の好きな分野でなくても、よい本屋であることは、よく伝わってきました。すみません、アート音痴な私で・・・。総合評価80点。