フタバ図書MEGA

chakichaki2004-12-01


最近巨大な店を次々と出店しているフタバ図書のMEGAが今回のお店です。
そもそもフタバ図書は、広島では知らない人はいない書店なのですが、他県ではあまり知られておりません。しかし、知られていないのは余りにももったいない。売上も日本国内で実は10番目のチェーンなのです(広島にしかないのに)。中日新聞が読売朝日についで実は発行部数3位ということも含め、もっと知られしかるべきことでしょう。
フタバ図書MEGAは、広島市の中心地からアストラムラインといういかにも赤字っぽいモノレールに揺られて15分の中筋という場所にあります。ここは広島空港に向かうバスのターミナルなのですが、はっきり言って、駅を降りてもファミレスしかないような典型的な郊外。駅を降りる人も私を含めて数名程度。
しかし!こんな場所に建っているフタバはあまりにもでかかった。

入口入ってすぐの場所に、なんと人文書の棚がずらーっと並んでいます。郊外なのに、売場一等地が人文書?しかも什器高が異様に高いのです。えーと、雑誌は?コミックは?ベストセラーは?と思ったら、全部隅に追いやられてました。何じゃこりゃ。
しかも売場はお客さんでごった返しています。駐車場は第4駐車場とかまであるのに、車は入りきれず、交差点のところから渋滞してます。す、すごい。書店に入るのに渋滞をおこしている店は久々に見ました。
さらに写真に写っている範囲は店の3分の一に過ぎないのです。MEGAはレンタルにCD販売にGAME販売にゲーセンまである一大エンターテイメントパッケージなのです。店内放送では時折「迷子のお知らせ」が入ります。本当に書店ですか?ここは。
書店としてのレベルもかなりハイレベルと言えます。ちゃんと医書は置いているし、店内検索機で、棚在庫の位置は全部わかるようになってるし、棚もちゃんと作りこまれて編集された棚になっています。驚いたのは、この店の開店在庫はすべて単品発注だったという話。すごすぎます・・・。そしてこの在庫量。完璧ですね。日商は書籍だけで500万。すげー。だって郊外ですよ。
ところで最近フタバ図書は、MEGAを成功をモデルにして、フタバ図書GIGAだのTERAだのと、パッケージをどんどん巨大化させています。ちなみにGIGAというのは広島駅前にあったりしますが、基本的に本屋についてはMEGAのコンパクト版です。TERAというのはMEGAの拡大コピーです。広島以外でも福岡東など各地のイオンモールにTERAが出店していますが、私の見たところ、質的にはMEGAがやはり最高です。大きさこそTERAに負けますが、拡大コピーしたときに画質が劣化する現象が起きているように思えます。したがって序列としては、MEGA⇒TERA⇒GIGAの順番が正しいと思います。名前に騙されてはいけません。
まぁ、私が知る限り、日本でも有数のすごい書店です。立地ハンデを入れればベスト10には入りそうです。地方ロードサイド型書店の最高到達点の一つと言えるのではないでしょうか。総合評価90点。