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- 作者: 杉浦由美子
- 出版社/メーカー: 原書房
- 発売日: 2006/03/16
- メディア: 単行本
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内容は腐女子について腐女子が語りつくすというもの。本田透と違って文章に演技が入っていない分、本気なんだこの人というのが伝わってくるので、電波男よりこっちのほうが強烈かもしれません。思想大系とありますが、残念ながら体系化はされておらず、腐女子的思考法と言った感じです。
一番驚いたのは、
世界は「攻め」と「受け」でできている
という恐るべき二元論で語られる範囲が、書店という無生物のものにまでひろげられていることでしょう。本文中の腐女子たちの会話にこんなのがありました。
「紀伊国屋も受けだよねえ。典型的老舗受け」
「ジュンク堂は関西系攻めキャラとして勢い出てきたよね」
「池袋店出店の時にリブロからカリスマ副店長を引き抜いた時点で、『うわー王様気取りの攻めキャラじゃん』と思ったけどね」
全然意味が分からん!!田口久美子さんが、これを読まれたらどう思われることやら。