BRUTUS (ブルータス) 2008年 1/15号 [雑誌]

BRUTUS (ブルータス) 2008年 1/15号 [雑誌]

BRUTUSが読書特集。BRUTUSのこの手の特集と言えば、いつもどこかのアートディレクターだの写真家だの映画監督だのに、ちょちょいとオススメの本を挙げてもらって(しかもそのうち半分近くが絶版ときてる)、たとえば「ジャン・リュック・ナレさん、美食の旅のお供に持っていく本は何ですか?」といった、下流社会民の私からするとどうでもいいよ、興味ねえよそんなの、みたいなインタビュー記事がちょろんと掲載されているようないけすかない記事が満載という印象(偏見ですね、ハイ)だったのですが、今回はそうではなく、割と読ませる内容でした。
ところで今回の特集には「本と出会う場所」として書店についても頁がさかれています。でも、紹介されているお店は、残念ながら古書店であったり、カフェであったり、居酒屋であったり、といわゆる新刊書店は全然ないのです。唯一明文堂の金沢ビーンズが入っていますが、本と出会う場所というのは、(少なくともBRUTUS編集者にとっては)すでに新刊書店ではないのだな、とちょと考えさせられる内容でした。このままじゃやばいよね。