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- 作者: 半藤一利
- 出版社/メーカー: 平凡社
- 発売日: 2006/04/11
- メディア: 単行本
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戦後、日本のとる道は4つ選択肢があった。1つは戦前のように軍隊をもつ「普通の国」に戻ること。2つめは、社会主義陣営にはいり社会主義国家になること。3つめは、軽武装に徹し貿易で生計を立てる通商国家になること。4つめはスイスに代表される中立国家になること。結果的に3番目を日本は選択するわけですが、1つめの国家を目指して改憲再軍備をすすめようとする鳩山・岸(&中曽根)、2つめをめざして挫折する社会党、3つめを強力に推進していく吉田・池田・佐藤(&宮沢)、4つめにしようとしていたマッカーサーを罷免するトルーマン、みたいな構図が非常にわかりやすく解説されていて新鮮でした。
松本委員会の話ばかりで白洲次郎の活躍がなかったり、という点は不満もあるのですが、全体的には○だと思います。評価A−