ミシュランの重版入荷分が雀の涙な件
年末までに3刷までがすでに決まっているミシュランですが、本日、2刷の入荷冊数見込みが取次さんから届きました。なんと減数90%!ええっ!ひどい。ここまでとは思わなかった。思わず日販IPSに電話してしまいましたよ。
「ちょっと、すみません減数90%なんですが、これは再交渉の余地はないんですか?」
「ないと思っていただいて結構です」
「なんで?」
「今回の冊数はミシュラン本社が書店を指定して決めた冊数でして、我々も触れないのです。我々もまさかこんなことになるとは、と驚いています。大手書店チェーンさんも軒並み90%の減数になってしまっています。ミシュラン本社からは、車関係の取引先さんに流す数字が大きいようで、それで書店に流れる数字が少なくなっているようです」
「では今後の重版の予定を、教えて欲しいんですが」
「多分3刷で終わりなんじゃないですか。海外ではクリスマス以降売れないらしいので」
「どういう注文をすれば、一番入手しやすいですか?」
「11月29日までの客注分は、なんとか3刷目でどうにかなりそうなんですけど、それ以降は厳しいです」
ということは、客注だろうとなんだろうと、今から注文しても厳しいってことっすか。
ミシュランとしては、この本をメルセデス社とか車関係の取引先に対する営業ツールに使うって事なんでしょうか。「今どこの本屋さんでも買えない貴重なミシュランガイドですよ。よろしければ1冊どうぞ。あなた様だけに特別にお譲りいたしますよ。いえいえ、御礼なんて、そんな。でもタイヤを交換される際は、ご贔屓に」みたいな感じなのか!?(超想像)
くそぅ。書店で売りさばくよりもタイヤメーカーとしては、そっちのほうが正しい戦略な気がするのが、また悔しいなぁ。