GIANT KILLING

GIANT KILLING(9) (モーニング KC)

GIANT KILLING(9) (モーニング KC)

学生時代サッカー部員だったと言っても、もはや誰も信じてくれないぐらいメタボっぷりが板についている私ですが、かつてはキャプテン翼に魅せられ、憧れた者の一人です。
先日のトヨタ杯のガンバ大阪VSマンUの試合は、本当に面白かったですねー。ルーニー一人にやられちゃった感があるんですが、試合結果を知っているのに、試合の録画を最初から見直してしまい、しかもそれが面白くて仕方が無く、非常に興奮しました。セルジオ越後さんの戦評は厳しかったですが、あんなすばらしい試合は滅多に見られるものではありません。ガンバ大阪は、やはり選手がすばらしいのは勿論ですけど、監督の西野さんがやっぱり優秀。サッカーが監督の力量によって左右されてしまうというのは、最近の日本代表だけをとって見ても、トルシエ時代、ジーコ時代、オシム時代、そして今を比較すれば、一目瞭然です。強いサッカーが、必ずしも面白いサッカーになるとは、一概には言えませんが、弱いサッカーは必ず面白くないサッカーになってしまいます。私は面白いサッカーが見たいですね。
前置きが長くなってしまいましたが、このマンガ、サッカーのクラブチームの監督が主人公。「良い監督は、必ず試合を面白くしてくれる」というフレーズがぴったり似合う、采配の冷静な頭脳戦と選手の熱い駆け引きが勝負の行方を決めるという、これまでのサッカーマンガにはなかったパターンで、めちゃくちゃ面白いです。サッカーマンガと書きましたが、サッカーの枠を超えて面白くて、今読んでるマンガの中では多分一番面白いのではないでしょうか。サッカーのルールよく知らないんですけど、という人でも面白く読めます。
よく売れているのに何を今更という感じだとは思いますが、意外と私の周りの人でこれを読んでる人が少なかったのでオススメしてみました。