空の中

空の中

ようやく読了。発売日に予備知識無しに思わず衝動買いしてしまったのですが、私の嗅覚もまだまだ捨てたもんじゃないです。なかなかの秀作でした。ライトノベルはかくあるべしですね。ただ1600円は高い。文庫化するときは電撃ではなく、角川から出すべきですね。そしたら一般層にもこの作品は届くのではないでしょうか。
Aをつけようかとも思いましたが、ちょと予定調和なラストが物足りず。評価B+。読後感はよいのですが、せっかくなんだし、もう少し傷をえぐるようなラストの方が、よかったのかも。ライトノベルの限界?あと、宮じい以外のキャラクターがやや弱いかなぁ。
任侠ダイナマイト (コアムック)

任侠ダイナマイト (コアムック)

同じ高知でも二代目里仁会会長の松崎高義氏のグラビアから始まる「本邦初ヤクザグラフィックマガジン」です。とにかく強烈な本。何せほんまもんしか出てきません。組長クラスのグラビアは迫力ありすぎです。つめた指のホルマリン漬けとかさぁ。グラビアだけでなく読み物も充実。こりゃすごい。特によいのは、代紋バッジコレクションです。カタログみたいになってまして、どの代紋がどの一家なのかすぐにわかるという優れものです。使う機会がないよう祈りたいものです。
四畳半神話大系

四畳半神話大系

ダヴィンチはじめ、方々でほめられているので購入。
読了。これはかなり素晴らしい。著者は多分チュンソフト「街」とか大好きなんじゃないでしょうか。土屋賢二的なひねくれた文章、サウンドノベルのようなゲーム的構成、ところどころに登場する個性的な小道具、うまい。そして新しい。猫ラーメン食ってみたい。
何といっても京都の大学生生活の描写が、すごいリアルなので共感してしまいました。そうだよそうなんだよ。いーたんみたいな学生生活送ってるやつは京都にはいないんだよ。評価A−