すっかり鬱病の私。濫読日記。

カクレカラクリ?An Automaton in Long Sleep

カクレカラクリ?An Automaton in Long Sleep

森博嗣初の映像化だそうですがつまらない話でした。小学校高学年が読んだら丁度いいぐらいだと思います。大人の観賞には耐えられる話ではありません。ドラマも多分お子様向なのでしょう。評価D+
いわゆるA級戦犯―ゴー宣SPECIAL

いわゆるA級戦犯―ゴー宣SPECIAL

東京裁判ほどデタラメな裁判はない。そこで確定した「A級戦犯」など、無意味な区別であり冤罪なのだと、小林よしのりは主張しています。私もそう思います。その点については何の異論もありませんが、日本を亡国の危機に追いやった指導者たちには責任は一切なかったのだ、とする論は乱暴すぎでしょう。そんなわけあるかい。責任は当事者たちがそもそも認めているわけですから、小林よしのりがそこを否定する理由は論理的ではない。ただし過去のゴー宣の中でも、面白いほうの出来映えだと思います。買って損しません。評価B+
東京バンドワゴン (1)

東京バンドワゴン (1)

評判がいいので読んでみる。舞台は東京下町の古本屋。本にまつわる事件がおこったり起こらなかったり、と今日も8人大家族は大騒ぎという内容で、池上冬樹は「ともかく最高の家族小説」と絶賛していますが、まぁちょっと待てと言いたい。あのね、これはホームドラマの域を出てませんよ。内容が無い。集英社さんは、今年これをプッシュしますと言ってましたが、考え直したほうがいい。評価C首都圏の渋滞回避術を的確に格言っぽく教えてくれるHowTo本。これは面白かった。例えば、環八は左車線が最速、とか内堀通りは必ず内回りの方が速い、とか国道16号は基本的に使ってはいけない、とか、これは今後も使えそうないい一冊でした。評価B+
霞っ子クラブ 娘たちの裁判傍聴記

霞っ子クラブ 娘たちの裁判傍聴記

裁判傍聴もののブログを書籍化。新潮なのでまた電車男みたいな動きを狙っているのかもしれません。内容は期待していたほどではなく、普通。ブログの書き手が女の子4人で、結構かわいいので、そのあたりが萌えポイントだと思いました。たーさんや毒人参さんの文章は毒舌で時々笑えるのですが、メインのユキさんの文章が、つたなくて読むのがちょっと大変だと思いました。この、「〜と思いました」という表現がかなり頻繁にでてくるのが結構読みづらかったポイントなのではないかと思いました。でも写真で見るユキさんは、かなり好みだったので、ストーカー被害に遭わないかとても心配になりました。ちょっと文章スタイルをコピーしてみました。評価Bー
狼と香辛料 (電撃文庫)

狼と香辛料 (電撃文庫)

2ちゃんの投票で最優秀に選ばれていたので購入。まぁまぁの出来映えでしょう。ヒロインが廓言葉を喋るのが珍しいなあ、というか、それが多分評価のポイントのような気がするのですが、それ以外は特に面白いとも思わない。銀貨の謎がもう少し経済的に現実的な話であればよかったんですが、あれではなぁ…。評価B
美しい国へ (文春新書)

美しい国へ (文春新書)

親族だけに、岸首相の目指した「普通の国」を目指しているんだこの人は、ということがよくわかる一冊。まっとうな感覚を持っている人で馬鹿ではない(当たり前か)。次期首相とも言われている人の考えていることだから、読んでおいて損はないだろう。得もしなさそうだが。評価B
御社の営業がダメな理由 (新潮新書)

御社の営業がダメな理由 (新潮新書)

「教育研修は無意味!」「今いる社員を優秀な社員に育てるなど無理!」「センスは努力しても身に付かない!」「日報など書いても時間の無駄!」という衝撃的な断定の数々。それを踏まえた上で「こうすべきです」という提案がくるのですが、私にはちょと衝撃的すぎました。これどうなのよ。評価Bー