BOOKS KIOSK新大阪店

chakichaki2004-11-11

売場   ★★★     商品在庫 ★★★☆

商品提案 ★★★     独創性  ★★★

システム ★★      総合評価 ★★★

突然舞台は東京から大阪に吹っ飛んで、新大阪の駅構内にあるKIOSK書店です。
昔は新大阪と言えば「談」でしたが、駅構内にこんな書店が出来てしまったら、わざわざ階段下りて「談」に行く気が起こりません。新大阪の「談」は、とてもいい書店なだけに、ちょっともったいないと言えばもったいないです。
このお店ですが、まずビジネスの新刊の充実っぷり(正確に言うと「量」)と、異常に多い文庫本の棚が特徴です。私はこのお店には結構頻繁に立ち寄るのです。新大阪に来るたびに、在来線の待ち合わせ時間を使って店を冷やかしに行くのですから、もはや常連とさえ言えるのではないかと思います。残念ながら、探している本がないとか、買う時間がないとか、買うお金がないとか、そもそも本は探していなかったなど、様々なやむを得ない事情があって、この店で一度も本を購入したことはないのですが、私は常連なのですから、もっと優遇していただきたいものです。
面白いのは文庫やビジネス書以外のものも一通り全ジャンルちょこっとだけ置いてあることなのです。マンガに雑誌に文芸書、まあその辺はわかるんですが、ぶ厚ーい辞書だとか、絵手紙の描き方だとか、そんなものまで置いてあるのは結構奥が深いのです。広辞苑をこの乗り換え駅の構内で購入する人というのは、一体どういう事情があって購入しているのか、想像するだに不思議な話です。
新大阪駅に行け。そこの構内の書店に広辞苑が売っている。それを買うのだ。その広辞苑の452ページ目に書かれている指示に従え。さもなくば、人質の命はないと思え」みたいなことがない限り、私がここで辞書を買うことはないでしょう。そのときですら立ち読みですましてしまうかもしれません。
それにしても駅構内の書店という発明は、大ヒットでした。JR東日本のBOOKガーデンの成功で、JR西日本も遅まきながらこういう店を今後続々と出店してくるのではないかと思われます。結局は立地なのですか。ずるいです。