2008-01-01から1年間の記事一覧

夜市 (角川ホラー文庫)作者: 恒川光太郎出版社/メーカー: 角川グループパブリッシング発売日: 2008/05/24メディア: 文庫購入: 12人 クリック: 114回この商品を含むブログ (84件) を見るホラー大賞受賞作の「夜市」がスゴイという前評判は聞いていたのですが…

経済は感情で動く : はじめての行動経済学作者: マッテオ・モッテルリーニ,泉典子出版社/メーカー: 紀伊國屋書店発売日: 2008/04/20メディア: 単行本購入: 40人 クリック: 617回この商品を含むブログ (144件) を見るいわゆる行動経済学の本、ではあるんです…

おもいでエマノン (リュウコミックススペシャル)作者: 鶴田謙二,梶尾真治出版社/メーカー: 徳間書店発売日: 2008/05/20メディア: コミック購入: 33人 クリック: 549回この商品を含むブログ (203件) を見るおおっ鶴田謙二の最新作だーということで即購入。そ…

60坪書店日記さんのところでなぜ紀伊國屋書店のレジは一つなのか - 60坪書店日記という面白いエントリを読む。 紀伊国屋さんとか有隣堂さんとかは、カウンターが複数あってレジが一台しかないという形態が多いのだが、あれは何故なのだろうという疑問。 ちな…

だれも買わない本は、だれかが買わなきゃならないんだ作者: 都築響一出版社/メーカー: 晶文社発売日: 2008/02/28メディア: 単行本購入: 9人 クリック: 143回この商品を含むブログ (57件) を見るご存知、都築響一さんの15年間の書評をまとめた本です。ここ…

皆様ご無沙汰しております。 書けないようなことが色々ありまして、忙しいというよりか、精神的に更新できる状態にありませんでした。正確に言うと、今も継続して更新できる状態ではなく、もういっそこのブログも閉鎖しようかとも思いました。 「三十にして…

ボーダーズの新型コンセプトショップ

ボーダーズが先月末に、本社のあるミシガン州のアナーバーに900坪の新型コンセプトショップをオープンしたようです。書店部分に、いわゆるキオスク端末が進化したものを配置し、書籍や音楽のダウンロード販売ができるデジタルセンターがあるのが売りになって…

ベストセラーだって面白い作者: 岡崎武志出版社/メーカー: 中央公論新社発売日: 2008/02/01メディア: 単行本購入: 3人 クリック: 87回この商品を含むブログ (17件) を見る正直全然期待せずに読み始めたんですが、これは面白いわ。特に最初の「診察室篇」は、…

ポジショニングマップ

[rakuten:book:12814240:detail] WWD恒例の雑誌特集。当然ファッション誌中心でいつもやってるやつなのですが、今回のこの特集は完全保存版の名に恥じないボリューム。記事内容も「編集会議」的なビジネス視点なので、非常に読み応えがあります。人気雑誌の…

http://e0166.blog89.fc2.com/blog-entry-408.html いい話だ。

2008年本屋大賞の予想

実質的に二強の争いだった昨年に比べ、今年の本屋大賞はすばらしい作品が粒ぞろいで、どの作品が選ばれてもおかしくない、ハイレベルの戦いになっています。非常に大接戦の今年ですが、希望的観測(願望)も含めて、恒例となりました本屋大賞の予想をしてみ…

悪人作者: 吉田修一出版社/メーカー: 朝日新聞社発売日: 2007/04/06メディア: 単行本購入: 5人 クリック: 134回この商品を含むブログ (307件) を見る本屋大賞候補作。なかなかこれはすばらしい作品で、宮部みゆきの「理由」を読んでいるようでした。吉田修一…

八日目の蝉作者: 角田光代出版社/メーカー: 中央公論新社発売日: 2007/03メディア: 単行本購入: 8人 クリック: 264回この商品を含むブログ (318件) を見る私には、相性の悪い作家さんが何人かおります。角田光代さんはその一人で、私はこの人の書く作品を理…

カシオペアの丘で(上)作者: 重松清出版社/メーカー: 講談社発売日: 2007/05/31メディア: 単行本購入: 2人 クリック: 22回この商品を含むブログ (99件) を見るカシオペアの丘で(下)作者: 重松清出版社/メーカー: 講談社発売日: 2007/05/31メディア: 単行本購…

佐藤さん (講談社文庫)作者: 片川優子出版社/メーカー: 講談社発売日: 2007/06/15メディア: 文庫購入: 1人 クリック: 76回この商品を含むブログ (23件) を見る幽霊が見えてしまう少年と幽霊にとりつかれやすい少女のボーイミーツガールな淡い青春物語。著者…

日本の10大新宗教 (幻冬舎新書)作者: 島田裕巳出版社/メーカー: 幻冬舎発売日: 2007/11/01メディア: 新書購入: 14人 クリック: 383回この商品を含むブログ (174件) を見る学生時代に天理教の本部に行ったときのことは、いまだに忘れません。本当にここは日本…

ニッポン地下観光ガイド作者: 小島健一,栗原亨,小林哲朗,津村匠出版社/メーカー: アスペクト発売日: 2008/01/26メディア: 単行本購入: 2人 クリック: 126回この商品を含むブログ (25件) を見る世の中には地下マニアというものが存在しております。私もその一…

私の男作者: 桜庭一樹出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2007/10/30メディア: 単行本購入: 4人 クリック: 442回この商品を含むブログ (447件) を見る本屋大賞候補作、というか直木賞受賞作。とるべくしてとった傑作だと思います。知らない人が読んだらあのゴ…

有頂天家族作者: 森見登美彦出版社/メーカー: 幻冬舎発売日: 2007/09/25メディア: 単行本購入: 29人 クリック: 857回この商品を含むブログ (373件) を見る本屋大賞候補作。最初から最後までどんちゃん騒ぎを繰り広げている楽しげな小説でした。まあしかしど…

新説 全国未完成鉄道路線――謎の施設から読み解く鉄道計画の真実" title="新説 全国未完成鉄道路線――謎の施設から読み解く鉄道計画の真実">新説 全国未完成鉄道路線――謎の施設から読み解く鉄道計画の真実作者: 川島令三出版社/メーカー: 講談社発売日: 2007/1…

映画篇作者: 金城一紀出版社/メーカー: 集英社発売日: 2007/07/26メディア: 単行本購入: 3人 クリック: 38回この商品を含むブログ (112件) を見る本屋大賞候補作。「映画」を背景にうまく絡ませながら、それぞれの人生、それぞれの事件がゆるやかにつながる…

川の光作者: 松浦寿輝出版社/メーカー: 中央公論新社発売日: 2007/07/01メディア: 単行本購入: 6人 クリック: 238回この商品を含むブログ (48件) を見る 平和な川辺の暮らしは失われた。晩夏、安住の地を求めて、ネズミ一家の冒険が始まる。 王様のブランチ…

阪急電車作者: 有川浩出版社/メーカー: 幻冬舎発売日: 2008/01/01メディア: 単行本購入: 6人 クリック: 211回この商品を含むブログ (381件) を見る阪急の中でもローカル路線になる今津線を舞台にした連作短編集。個人的にこどものころ、まさにこの沿線に住ん…

本屋の森のあかり(2) (KC KISS)作者: 磯谷友紀出版社/メーカー: 講談社発売日: 2008/01/11メディア: コミック購入: 5人 クリック: 39回この商品を含むブログ (48件) を見る本屋で働く女の子が主人公の少女マンガの第2巻。 仲間卸とかやるような巨大書店のこ…

電脳コイル 第1巻 通常版 [DVD]出版社/メーカー: バンダイビジュアル発売日: 2007/09/25メディア: DVD購入: 2人 クリック: 156回この商品を含むブログ (168件) を見る年始にNHKで再放送やってるのをうっかり見てしまったのですが、そのあまりの面白さとク…

ゴールデンスランバー作者: 伊坂幸太郎出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2007/11/29メディア: ハードカバー購入: 12人 クリック: 551回この商品を含むブログ (766件) を見るこれは本屋大賞の最有力候補といってもいいかもしれない。直木賞担当者は、この作品…

JR東日本の文庫本自動販売機

http://www.asahi.com/culture/news_culture/TKY200712190101.html 今話題の文庫本自動販売機を見に行ってきました。池袋、恵比寿、田端、中野、西日暮の5駅で設置されていて、恵比寿では月450冊約20万円の売上なのだとか。 こんな機械でした。16点陳列でき…

奇想ヤフオク学―エーブックはどうやって古本を3億円売ったのか?作者: 橋本憲範出版社/メーカー: 平安工房発売日: 2007/02メディア: 単行本購入: 5人 クリック: 229回この商品を含むブログ (6件) を見るヤフオクで個人で月に4〜500万円、累計で3億円もの古本…

新風舎民事再生

http://www.asahi.com/culture/update/0106/TKY200801060159.html 今日は直木賞候補の発表だというのに、話題は新風舎倒産に全部さらわれましたね。以前「危ない共同出版」について書いた時に一度この新風舎の「錯覚商法」問題には触れておりますが、やはり…

曲がり角に立つブックオフ

ブックオフウォッチャーなら必見の資料がこちら。 http://www.bookoff.co.jp/ir/pdf/repo_071115_03.pdf こちら機関投資家向けの説明会資料なのだそうですが、これを読むと、急成長してきたブックオフもついに既存前年割れをおこしはじめており、ブックオフ…